銀行の一部となったカードローンのレイク
レイクは他の多くのカードローン会社と同じく、もともとは一貸金業者としてスタートしました。
レイクの始まりは、1964年に大阪で設立された消費者金融会社の株式会社パーソナル・リースが源流です。その後、各地域に設立された関連会社が一つに集約されて、株式会社レイクが設立されたのは1975年のことでした。その後、レイクは波瀾万丈な運命をたどることとなります。
そもそものきっかけは株式会社レイクが投資に失敗したことでした。1992年、1200億円もの損失を出した株式会社レイクは、当時のメインバンクであった三井信託銀行の管理下におかれることになります。1998年には、電気機器部門などを持つアメリカの複合企業であるゼネラル・エレクトリック(GE)の金融子会社であるGEキャピタルが、株式会社レイクの買収に名乗りを上げ、結局、レイクはGEキャピタルに買収されることとなりました。その後、株式会社レイクを含め複数の会社を買収し、日本での消費者金融事業を拡大させていたGEキャピタルでしたが、貸金業法の改正などにより収益力が悪化したことから、GEキャピタルは消費者金融事業からの撤退を決めることなりました。
一方、経営破たん後、一時国有化を経て外資系ファンドの支援により、日本長期信用銀行改め新生銀行として2004年6月に再出発を果たしていた新生銀行は、新たな成長手段の獲得を目的として、GEキャピタルの消費者金融事業を買い取ることとなりました。2008年のことです。今度は新生銀行の子会社の事業となった「レイク」でしたが、さらに2011年には「レイク」の事業が新生銀行の本体に移されることになり、「レイク」は「新生銀行カードローン レイク」として新生銀行の一部門となって今に至ります。