カードローンの滞納に関して知っておくべきこととは

カードローンを利用する上で滞納は一番避けたいことです。カードローンの返済には規定の返済日と返済の仕方に関するルールがあります。その決まった返済日を過ぎているのに、業者への所定の金額の入金が出来ていない状態を延滞と言います。では実際に延滞を起こすとどうなってしまうのでしょう。

一昔前の映画やドラマでは、怖いお兄さんが自宅に取り立てにきたり、自宅のドアに張り紙をされたり・・・ということがありましたが、現在はそんな脅迫まがいの取立てをしたりすれば、業者の方が罰せられます。とは言っても入金の催促の連絡は自体は来ますので、そのへんは留意してください。

契約書に明記されていることですが、延滞をした場合、その日から損害遅延金が発生し、その利息は通常の利息よりも高くなっています。早い話が、返済が遅れると、迷惑料込みで通常よりも高い返済額を払わされるということです。延滞においては、「ついうっかり」返済日を忘れていたというケースは以外に多いので、もし業者が指定口座からの自動引き落としに対応しているようなら、できるだけそれを利用すべきです。ただし、その場合も、残高不足で引き落としができませんでしたということにならないよう、口座に常に一定の金額を入れておくことを忘れないようにしてください。

もし延滞をしてしまった場合は、業者に連絡を入れて、速やかに入金手続きを取ることをおすすめします。お詫びを入れれば延滞が帳消しになるわけではありませんが、業者の心証は少しでも良くする努力をしておくことに、こしたことはありません。

それから延滞した場合、個人情報調査会社のデータベースにそのことが「事故歴」として登録されてしまい、他社からの借り入れができなくなってしまう、いわゆるブラックリスト入りするのではと心配する方も多いです。これに関しては、延滞イコール即事故情報登録となるわけではありません。事故情報として登録されるのは「長期延滞」の場合であり、目安としては、延滞期間が3ヶ月に渡るようなら確実に事故登録されると考えてください。ただし、事故登録されていなくても、返済状況自体は他社も照会出来るため、返済期間に不自然な間があると判断されると、審査の厳しい会社だと警戒される可能性はあります。

もし複数の会社への返済があり、それが大変なようならおまとめローンでの返済の一本化を検討した方がいいですし、返済そのものが困難であれば、行政機関等への相談をおすすめします。

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